司会者としても人気だった島田紳助が、2011年8月に黒い交際の発覚にけじめをつける形で芸能界を引退しました。
ヤンキー上がりで吉本興業入りし、漫才コンビ「紳助・竜介」で一世を風靡しました。
報道番組からおバカタレントを率いるバラエティー番組までたくみに仕切る大物タレントでした。
今までも復帰を熱望する声が止まりませんが、吉本興業や関西圏のテレビ局では、早期復帰を押す声が挙がっていました。
しかし、島田紳助自身は海外を自由に旅行し、ゴルフや筋トレ三昧の現在に、「今が一番、幸せかもしれへん」とコメントしているようです。
いまだに復帰が実現しないのは本院にその意思がないからかもしれませんね。
島田紳助は繊細な性格?明石家さんまの引退について?
島田紳助にとって、明石家さんまは芸能界における一番の親友といいます。
2人は同じ年で、吉本興業でも同期の間柄。
プライベートでの関係は少ないようですが、お互いに認め合い、けなし合える戦友としてかけがえのない絆を築いているいるようです。
明石家さんまが、島田紳助の引退に誰よりも心を痛めていたのは言うまでもありません。
吉本興業に対しては、「俺に任せとけ!」と、引き留め役を買って出たとも言われています。
しかし、自身の番組「さんまのまんま」を復帰の場にと考えていた明石家さんまの想いも届かず、島田紳助が芸能界に復帰はしませんでした。
そんな島田紳助に対して、明石家さんまはラジオ番組内で、「俺やったら、すぐに出るのに。世間はたいしてなにも思ってないと思う」と語っていました。
かつて、島田紳助は明石家さんまのことを、「俺と違って、ホンマに図太く度胸がある」と語っていました。
島田紳助は、世間の目に対して繊細な性格なのかもしれませんね。
島田紳助の名言から学ぶ努力の意味!
島田紳助の独特でキレのあるフリートークの中には、時折一朝一夕では得られない深みを感じさせられたものです。
日本には、ある種の根性論が常態化しているのですが、島田紳助は日頃から、「才能は生まれつきのもので、努力は関係ない」と語っていました。
そこには、才能が全く見いだせなかったボクシングに見切りをつけ、しゃべりという能力を生かして成功することができた自身の経験がありました。
また、才能を開花された成功者は、ストイックな努力をしているように見えるものですが、それは当りまえのことであって、努力ではないといいます。
「スゴイ努力も、毎日やれば、その人の普通になる」という境地に至らないものに、才能などあるはずがないということです。
実は島田紳助が、漫才コンテスト「M-1グランプリ」を創設したのは、才能のない芸人たちをふるい落とし、いち早く自分にふさわしい道を歩んで幸せになってもらうためだったのだとか。
冷たいようにも思いますが、真意は愛にあふれる人物であることがわかります。
島田紳助が松本人志にテレビの未来を託した!
島田紳助のふっきを熱望する吉本興業の後輩タレントの中で、ダウンタウン松本人志は、その最もたる存在。
各方面から「天才」とリスペクトされている松本人志ですが、島田紳助とのダブルMC番組「松本紳助」が開始してしばらくは、これまでにない緊張した面持ちだったのが印象的でした。
それもそのはず、松本人志にとって島田紳助は、芸人を目指したきっかけだったのです。
高校生の時に、「紳助・竜介」のまんざいをカセットテープに録音し、何度も聞いて勉強したのだとか。
一方で島田紳助には、吉本興業のお笑い芸人養成所NSCにいたころのダウンタウンを見て、「俺たちの時代は終わった」と感じ、漫才から足を洗ったというエピソードがあります。
そんな島田紳助は、引退した今も松本人志に「ずっと見てるで」とメールを送るなど、陰ながらエールを送っているのだとか。
島田紳助としては、もっとも才能を認める男に、自分が去ったあとのテレビ業界を託しているのでしょうね。
島田紳助が復帰しない本当の理由があった!
島田紳助が芸能界を引退して日が経ちます。
かつての冠番組「行列のできる法律相談所」は、固定の司会者を据えないまま続行しています。
「クイズヘキサゴン」では島田紳助に見出されたタレントたちも、今日の芸能界でそれぞれの道を歩んでいます。
度重なる復帰の噂や政界進出などの噂が聞こえてきますが、姿を消してもなおその影響力は衰えていません。
島田紳助にしてみても、そろそろ現場が恋しいのではないでしょうか。
島田紳助には、反社会的組織との交際以外にも、何かと黒い裏の顔が報じられてきたため、徹底的に毛嫌いする視聴者もいます。
それでも復帰してしまえば、過去の不祥事など、数年もしないうちに風化してしまうのが世の中というもの。
それでも島田紳助が戻らないのは、どうしても戻る理由がないから。
どこかの県予算レベルの蓄財を持っているため、あえて働く必要なないのだとか。
しかし、かつての島田紳助の名言には、「お金以外の楽しみがないと、幸福にはなれへんよ」という言葉がありました。
一度引いてみることで、自分がテレビで果たすべき役割を終えたと考えてるのでしょうね。
引退理由は、褒められるものではありませんが、後進に道を譲るという姿勢には、潔さも感じますね。